- プログラムフリーザーを用いて徐々に-40℃まで下げた後、液体窒素で-196℃まで急速凍結させる、二段階凍結法。
DMSOと培地を遠心チューブ内で混合し、倍濃度のDMSO溶液を調整。氷で冷やしておく(混合時に発熱するため)。
例: 3%で凍結する場合、6%DMSO溶液を作成
チューブ 30本分 DMSO:960μl 培地:15,040μl
20本分 720 11,280
10本分 360 5,640 - Pフリーザーの窒素タンクにポンプをセットし、気圧調節弁を閉めて圧を上げておく。
- クライオチューブにサンプルを500μlずつ分注。
- 調整済DMSO溶液を500μlずつ注入し混合、室温で15分間おく。
- その間に、Pフリーザーをセッティング。各チューブにバーコードシールを張る(または、サンプル名と日付を直接記入)。
- Pフリーザーの準備ができたら、ケーンにクライオチューブをセットして入れ、スタートさせる。
- 温度記録計のスイッチを入れる。
- 「-40℃まで毎分1℃づつ冷却し、-40℃で15分保持」のプログラムで運転。
- 75分で終了するので、その前にデュアー瓶に液体窒素を入れておく。
- プログラムが終了したら、素早くケーンからチューブを外して液体窒素につける(急速凍結法)。
- Pフリーザーはチャンバーを20℃に戻してから電源を切る。窒素ポンプの弁を開け、気圧が0まで下がったのを確認したらポンプを取り外す。
- クライオチューブを液体窒素保存槽(気相保存、約-160℃)内に収納。
- 解凍時、ウォーターバスを39.5℃に設定し暖めておく(37?40℃が良い)。
- ケーンやピンセットを用い、すばやく振りながら最後の氷が解けるまで解凍する。
- 培地で2回ほど洗浄して(サンプルが微小な場合は遠心機を使う)、培養チューブに植え込む。
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